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Emacs をカスタマイズしていくには、Emacs が持っているカスタマイズの仕組みを利用するのと、自分で設定ファイルに設定や関数などを書いていくという二つの方法があります。
Emacs の設定ファイルは ~/.emacs でそこから~/.emacs.el を読み込むようになっています。
Emacs の設定ファイル~/.emacs.el は、さらに、さまざまなファイルを読み込むようになっています。
フォントや色の設定のために、~/.emacs-faces.el と ~/.emacs-fontset.el を読み込んでいます。
Mew の設定のために、~/.mew.el を読み込んでいます。
Mew については、メールクライアント Mew を参照してください。
その他の設定のために、~/.emacs.my.el を読み込みます。
~/.emacs.el , ~/.emacs-faces.el , ~/.emacs-fontset.el , ~/.mew.el は、あらかじめ用意されているものを書き換える、といった方法でカスタマイズしていきます。
~/.emacs.my.el は、用意されていません。自分で作成し、その他の設定や、関数の定義などを記述していきます。
例5.1 Emacsのフォントの設定
フォントの大きさの設定をするには、~/.emacs-faces.el を編集します。
11行〜17行のところにフォントやウィンドウサイズの設定があります。(行頭の数字は説明のためにつけた行番号です。参照行番号をあらかじめ指定してファイルを開く)
11 (load "~/.emacs-fontset.el")
12 (setq default-frame-alist
13 (append
14 '((font . "fontset-14") ;; デフォルトフォントセット
15 ;(width . 80) (height . 40) ;; ウィンドウサイズ
16 )
17 default-frame-alist))))
14行目の fontset-14 という部分の 14 のところを 10 12 14 16 18 20 22 24 の中から選ぶことができます。(これらは、~/.emacs-fontset.el の中で定義されています。)
fontset-18にするには、次のようにします。
;'((font . "fontset-14") ;; デフォルトフォントセット '((font . "fontset-18")
14行目の最初に ; をつけてコメント(無効)にします。そのあと、次の行に fontset-18 に書き換えた行を追加します。
15行目のウィンドウサイズの設定の部分はコメント(無効)となっています。前回終了時のウィンドウサイズを記録しておく機能が GNOME などにはあるのでコメントのままでよいと思います。「;」をのぞいて有効にすると、毎回、起動時に指定したサイズに調整されるようになります。
また、コンソールやGNOME端末内で起動する際には、同じファイル(~/.emacs-faces.el) の 54行〜58行の部分に設定があり、背景色と文字色の設定ができます。
54 (if (not window-system) 55 (progn 56 ;; 非X環境での色設定 57 (set-face-background 'default "000000") 58 (set-face-foreground 'default "ffffff")))
000000 や ffffff のところを必要に応じて書き換えてください。
設定ファイルを書き換えたら、M-x eval-current-buffer と入力すると、現在開いているバッファ(設定ファイル)を評価することができます。文法のチェックや設定の適用などが行われるので、保存する前後で確認しておくと良いでしょう。