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第7章 Synapticによるパッケージ管理

7.1. はじめに

7.1.1. Synapticとは

Vine Linux では、ネットワーク上のリモートホストやCD-ROMなどから、 RPMパッケージのインストール、アップグレードなどが矛盾なく行える APT パッケージ管理システムを採用しています。 Synapticは、そのAPTパッケージ管理システムのフロントエンドとして動作します。

Synapticを使うことにより、マウス操作を中心にRPMパッケージのインストール、 アップグレード、削除などを行うことができます。

なお、この文書は Synaptic インストール時のデフォルトの設定を基準にしています。 既に御自分で設定を変更した部分については適宜、読み替えてください。

APTパッケージ管理システムについて

APTは元々、Debian GNU/Linux の deb パッケージを管理するシステムでしたが、 Conectiva社の貢献により、RPM パッケージの管理に利用できるようになりました。

APTパッケージ管理システムは、apt-get、apt-cacheなどのコマンドラインツールで構成されています。 詳細は、章 6. RPM/APTによるパッケージ管理を御覧下さい。

7.1.2. Synapticを起動するには

GNOME上でSynapticを起動するには、以下の方法などがあります。

  • デスクトップシステム管理Synapticパッケージマネージャ

  • Alt-F2を押して表示される『アプリケーションの実行』ダイアログでsynapticと入力し、実行ボタンをクリック。

  • GNOME端末などで次のコマンドを実行。

    synaptic

いずれにしろ、一般ユーザで実行した場合は、 図 7.1. 「rootのパスワード確認」の様にrootのパスワードを尋ねられますので入力して下さい。

図 7.1. rootのパスワード確認

rootのパスワード確認

なお、初めてSynapticを起動した場合、図 7.2. 「簡単な紹介」の様に簡単な紹介が表示されます。

図 7.2. 簡単な紹介

簡単な紹介

また、一度もパッケージ情報を取得していない場合や前回のパッケージ情報取得から48時間が経過している場合、 図 7.3. 「パッケージ情報更新の確認」の様なダイアログが表示される。

図 7.3. パッケージ情報更新の確認

パッケージ情報更新の確認

ここでReloadをクリックすると後ほど項7.2.1. 「パッケージリストの更新」で説明するパッケージ情報の更新が行われる。 なお、Remember the answerのチェックボックスにチェックをつけておくとここでの回答が記憶される。

7.1.3. Synapticのインターフェース

Synapticは、メニュー、ツールバー、 ステータスバーといった標準的なインターフェースと3つのペインで構成されています。 表 7.1. 「インターフェースの構成要素」では、このマニュアルでインターフェースを表す際の呼び名を示します。

表 7.1. インターフェースの構成要素

1メニューSynapticのほとんどの機能を実行するための項目が用意されています。
2ツールバーよく使う機能を実行するためのボタンがまとめられています。
3分類リスト パッケージの分類が表示されます。 下部の4つのボタンにより、分類方法が変更可能です。 詳細については、表 7.2. 「パッケージの分類方法」をご覧ください。
4パッケージリスト選択された分類に含まれるパッケージの一覧です。 パッケージリストに表示されるアイコンの説明を見るには、 ヘルプメニューにあるアイコン凡例を実行します。
5パッケージの説明選択されたパッケージの説明が表示されます。
6ステータスバーパッケージリストの状態などが表示されます。