「システム全体での設定」の課題

Vine Linux 4.2 以前の Emacs では、 Emacs Lisp の RPM パッケージに含まれていた site-start.el に Emacs Lisp の設定を記述していました。 つまり、Vine Linux 5 以降でいう 「個別の RPM パッケージに含まれている設定(セクション 2.1 - distribution-wide な設定)」 と 「システム全体での設定(セクション 2.2 - system-wide な設定)」 が分離されていませんでした。 そのため、RPM パッケージで設定されている内容を変更するために site-start.el ファイルを編集した場合、 RPM パッケージがアップデートされると再び設定を実施する必要がありました。

Vine Linux 5 以降では、 「セクション 2.1 - distribution-wide な設定」 と 「セクション 2.2 - system-wide な設定」 を分離することにより、この問題を解決しています。